山里でようやく根開けが見られるようになった。既に根元が露出した樹々もある。こなれた土の匂いが穴の中から湧き出している。春の息吹だ。雪の下で大地は既に目覚めていた。
会社が退け、一旦自宅の帰り、おにぎり作って関川村・鷹巣キャンプ場へ。
フキノトウの撮影が目的だ。だが、吊り橋を渡った先は雪の山。雪面を蹴って足掛かりをつけテッペンに立つとキャンプ場の管理小屋が見えた。獣の足跡のみ雪面にある。
木々の根元は根開けが進んでいた。野鳥のさえずりが木霊する。
側溝の周りは雪が消えていた。数年前、そこでフキノトウを見かけていた。今回もあるのでは・・ない。見当たらない。荒川の河川敷はまだ深い雪に覆われている。
フキノトウの撮影にはまだ時期が早かった。
ガソリン、かけた時間・・あぁとなって疲れが一気に出た。
せめて記念にと根開けを撮る。
8日・1時ごろ
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