カミナリ様は俺が車から飛び出すのを見てんだよ。雨脚が弱まり「いまだね」と車から飛び出し、撮影アングルを探しに走り出した途端にバケツの水をひっくり返すほどの雨がきた。
それでも初心貫徹を貫いてるとゴロゴロ唸りだしたからさすがにビビった。風向きが明らかに変わった。空が次第に暗くなり、身体が芯まで冷えてくる。突風で傘がでんぐりかえる。
傘に風圧が加わると柄を持つ腕が震えだす。傘を閉じた。カメラを体で包んで雨風を防ぐ。俺は濡れようがお構いなし。GRのカラダは華奢だ。コイツが壊れなければなんだっていい。
家に戻ったら熱燗だ!ウリャァ~・・ってな。
丘に揚がったアンカーなのか土砂採掘スプーンなのかはようわからんけど、この鉄の塊は数週間前からマークしてた。今日、出向くと貨物船が停泊中だった。正月休みで入港したのだろうか。
嵐の中での撮影なんだけど、嵐感ないね。このあと一瞬だけど陽が射した。
この記事へのコメントはありません。