久しぶりに駅前楽天地を歩く。
壁際の打ち捨てられた自転車、機能してるのかどうかもわからない剝き出しの配電盤、無造作に置かれたゴミ箱、店前のビールの空樽、建物の隙間からションベンの臭いが漂ってくる。
表通りの駐車場に車を止めて歩くこと15秒。
全く人通りのない路地に入ればそこは異空間。廃業した居酒屋が以前と比べ増えた。でもさほど気にならない。いずれ消えてなくなるだろうという冷めた気持ちのせいかもしれない。
ファインダー越しの映像は変わり映えしない。いつもと一緒。
にもかかわらず、行かないと行きたくなる。
何故かな。
雨がポツポツ降って来た。向こうでは足早に通りを駆けていく人がいる。同じ雨でもこっちと向こうでは様子が違う。此処に来ると言葉を忘れる。喋る必要がなくなる。
見る行為だけ。
何かを探すだけ。
16日・昼前
15日土曜日・岸田総理がどこかの漁港、遊説先で危ない目に合う。爆発物が投げ込まれた。ケガ人は二人。警官と漁師。いずれも軽傷だ。気が付いたワークマンベストを着た漁師が男を取り押さえた。
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