Rollei Superpan200 Ai-Micro Nikkor 55f2.8s NikonF3
岩にドッカ~ンとぶつかる荒波を撮ろうと笹川流れまで行くつもりが、帰りの燃料不足が気になって、途中に大きな広場があったものだから、此所でヨシとした。「海府ふれあい広場」である。
ドアをしっかり支えて車から降りると尖ってるような、それでいてベチャとした潮風が広場を駆け抜け反対側の山の急斜面を駆け上がっていくところだった。
広い駐車場に俺だけ。トイレの利用以外、併設された建物に灯りは付いていなかった。
「此所にいない方が良いよ」ってことか。
カメラを出すべきか躊躇するような風だ。
しばらく車の中から海の様子をうかがっていると、車が一台滑り込んできた。駐車場は広く好き勝手に止められるが、その車はオイラの車の真横1台分のスペースを空けて止まった。
何気に見やると、向こうも何気にこっちを見てた。
カップルである。
男はトイレのある建物に入っていった。が、なかなか出てこない。クソかな・・と。助手席の女は透明のタッパを左手に持ち、片方の手で何やらモゾモゾしてる。
箸だな。
男が出てきた。
ベルト締め直しながら歩く姿にクソであったことを確信した。女は・・やっぱり箸を探していたんだ。見つけた箸で・・アレは・・焼きそば・・それを食っている。
男が車に乗り込むとすぐに発進した。
焼きそばを食べてる女は急な車の発進に何を思ったのだろう。
「ん、もう!・・乱暴なんだからっ!」かな
「ちょっと!、食べてるんだから!」かな
あれ?写真の内容と関係ない事を書いてしまった。いずれにせよ、この写真を撮る前は車の中で探偵になっていた。幾分明るくなってそれでカメラ持ちだして波打ち際でパシャリした。
12月19日 村上市/海府
アタイもカメラも塩っぱい。レンズ拭くけど、すぐにプツプツ飛沫かな。
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