捻れたネットにゆく夏を重ねる・足跡残る砂浜の向こうは日本海

Kodak t-max100 Ai-Nikkor 24f/2.8s+Y2 NikonF3

「ゆく夏」・・は「逝く夏」と書こうとしたんだけど、なんか変だよね。人が死んであの世に逝くわけじゃないのに、おかしいなって。それでゴチャゴチャ面倒なので「ひらがな表記」にした。

新潟の浜ですね、市内からズド~ンと行った、そこなんです。

海岸道路が走ってて、所々に駐車場があって、車を止めて道路を渡ればそこは砂浜。

砂浜の向こうは海。

陸地から海へと向かって伸びた防波堤沿いには釣り人の姿がワンサカだった。

僕はカメラを肩にかけて砂浜を歩く。

ビーチサンダルの中に砂が入り込んで歩くのが難儀になってくる。

ちょうどいい被写体を見つけた(実は歩き出す前から視界に入っていた)。

ビーチバレー用のコート?なんだろう。

ネットが上が下に下が上にと捻れていた。

「シーズンを終えたなら、ちゃんと片付いているはず」

「何かのアクシデントだろう」

近くに座り込んでしばしボ~ッと眺めていた。

すると次第に背景の低く垂れ込めた空や寄せる波の音のせいなんでしょうか、捩れたネットと過ぎていく夏が頭の中で奇妙にシンクロしていくのですね。

それでパシャリと。

この時、35ミリレンズを付けたf3も持っていて、その中には憎いアクロス100Ⅱが入っていた(フィルムを撮り終えている いつ現像の踏ん切りを付けるかだな)。

9月20日早朝撮影 新潟市

夏の終わり・現像時の撹拌が強すぎたかカメラの露出故障か

9月の雨に濡れた曼殊沙華をモノクロで撮影する・Ricoh gr3

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