腐敗

炎天下の岸辺はムッとする。腐った泥水が生ぬるく、ふやけた臭気が辺りに充満する。加えて、コンクリート地面の強烈な照り返しで、腐敗したような空気溜まりがあちら此方に出来上がる。

風が欲しい。風が少しでも吹いてくれるなら、透きとおるような古代蓮が咲き乱れるその場所へ、目もくれず、まっしぐらに歩を進める事が出来るというのに、これでは歩むどころか息継ぎさえままならない。

午後の陽射しはありとあらゆるものを腐らせようとする企みが見え見えだ。淀みが皮膚から染み入り、体内を一巡りする前にそそくさと退散した。

*スキャン時、モノクロ転換しています

 RVP100 AI Micro-Nikkor105 f/4s(f値8) NikonF5  7月上旬撮影 福島潟

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

ヒメジャノメ

生まれたてトンボ

関連記事

  1. 霧の木

    Kodak T-MAX400 Ai-Micro Nikkor 105f/4 …

  2. シンメトリーな福島潟

    「8時半までに帰って来て」と奥様にキツく言われたので、8時には自宅に着いた。…

  3. 冷たい朝

    RVP100 Ai-Nikkor 35f/2s NikonF3雪面から冷…

  4. レトロな朝/福島潟

    あらら・・やってしまったかな・・とちょっとは思ったが、じっくり眺めて…

  5. 霧潟

    ギョイ・・何かの暗号かと思っていたら漢字で“御意”と書くんだな。会社で女性…

  6. 寒くないの~?

     あらら・・寒くないのかな~  スッポンポンだし、大丈夫?日本語で声を掛けて…

  7. 白む福島潟

    午前7時頃の突風はすんごかった。風の塊なんでしょうか、アレ初めて見ました。シ…

  8. 目覚め・紋黄蝶

    黄色い蝶ならモンキチョウとキチョウで、福島潟では普通に目にすることが出来る。…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

最近の記事

PAGE TOP
%d人のブロガーが「いいね」をつけました。