首にタオル巻いてマスクして「防寒対策ヨシ!」。
「来てちょーだい」。寒くてピョンピョン跳ねながら叫んでいる私。誰も寄りつかない。
「来てちょーだい」は「朝焼け来てちょーだい」の意味なのに。
周りはそんなの知る訳もなく、私一人が蚊帳の外。
福島潟正面の岸辺で待機。遠く葦原の向こうからガン、ヒシクイ、ハクチョウ達
のざわめきが聞こえだし、夜明けの訪れを知らしてくれた。
それが、大きな音の壁となって一気に押し寄せてくる。
湖面では霧が立ち始め夜明けの一時、薬味を加えてくれた。
木霊するような水鳥たちの声する声に包まれながら
やがては自らも霧に覆われていく。
ベルビア100 55ミリレンズ NikonF5
この記事へのコメントはありません。