体調が回復してきたのか、傍らでビールをあおる女房が気になりだした。
ゴク、ゴクと喉を震わせ飲んでは、プッワ~と目の前で息を吹きかけてくる。
「なんか、治ったみたいだな」「一口でいいから飲ませろ!」とせがんだら、日本酒を飲むお猪口にホントに一口分だけを注いで、手渡してくれた。
有り難い!チビリ、チビリ舐めるようにして、口にしていたのであるが、やっぱり、飲んだ気にもなりませんね。こういうやり方は。味が妙に薬ぽい。
それどころか、中学生の頃、隠れてチビリやっていたあの頃の自分の姿が忽然と思い浮かんできたんだな。親父の晩酌時に興味本位でやっていた。
チビリやると妙にほろ苦さを感じる。あの味が過去を思い起こさせたんだな。
結局、お猪口一杯どころか、舌を濡らした程度で止めてしまいました。
写真は昔、県庁の森で撮影したもの。ちょうど今頃の2月中旬でした。
パラボナアンテナ状に花開き、太陽熱を吸収中の福寿草。
そのせいで、回りに降り積もった雪だけが、姿形に沿ってきれいに溶け出している。
RVP 100㎜ microlens NikonF5 新潟県庁・県庁の森にて(既出写真)
*過去に一度掲載済みであるが、写真は新たにスキャンしています
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