胎内市 桃崎浜の波打ち際をRollei Superpan200で撮る

Rollei Superpan 200 Ai-Nikkor 35f2s NikonF3

久々に自家現像した。現像液は定番中の定番・Kodak D-76で。

撮影は1月23日。翌月曜日の24日夜に粉末の現像剤を50℃に温めた水に溶かし、27日の未明会社出勤前に現像した。未明と言っても寝過ごしている。よってギリギリ現像を終えた。

撮影当日は素晴らしく晴れた。久々に青空を見た。風も穏やかだ。僕は2日前にドカンと積もった雪下ろしのため実家に帰り、その作業を終えたのち、新潟に戻る途中に撮影場所の桃崎浜に立ち寄った。

晴れはいい。1/1000秒でシャッターを刻める。1/500秒にすればf値なんか8以上は確実で、キリキリな絵も作れるし、ブレの心配もない。ストレスなく動き回れる幸せを感じながらカメラを振り回していた。

目についた被写体がみんな新鮮に見える。小気味よくシャッターを刻んでいく。

寄せては返す波間に玉砂利がキラキラ輝き、ジャリジャリと音を出していた。

フィルム雑感

フィルムピッカーとの相性が悪い。

一発操作でベロを引き出すのは至難の業。パトローネの回転軸を反時計回りにクルクル回して「パチッ」っとな感触が伝わったら・・それが「パチッ」がよう判らんのです。

耳元で座頭市みたいにその“感触”を確かめる必要あり。

このフィルムに限らずRolleiは3種類使用してるが、みんなそうだ。フィルムにカメラ内給装がスムーズになるような薬剤が塗布されているのだが、それが原因ではないかなと私なりに思う。

カールするよ・・と聞く。

けれどもAdox CHS100Ⅱの比ではない。じっくり時間をかけて乾かせばコマ6カット切りで半円程度のカールにとどまる。Adox CHS100Ⅱは完全な腕輪状態になるし。

近赤外領域まで写り込む。

遠い山並みなんかクッキリだ。近赤外領域まで分光感度があるからだが、逆に感光しやすいため、カメラへの出し入れは極力暗がりで行うべきで、使用済みのフィルムは黒いフィルムケースに入れないと。

さもなければトラブルが降りかかる。

これは経験しないといけないな。

普通のフィルムみたいに扱ってみれば僕の言わんとしたことがわかるだろう。

モノクロフィルムで改めて露出の基本を知る

いわゆる適正露出で撮る大切さをようやく身体で覚えてきた。

アンダー露出はスキャンするとフィルムの粒子が醜いほどに目立ってしまう。あえてコントラストをつけようと意図的にアンダー露出で撮っていた自分が恥ずかしい。

意図した絵はプリント時におこなえばいいわけだ。

翻って、ウエブ画像上でもある程度の手心は可であるべきと感じる今日この頃である。

現像データ

Kodak D-76 希釈1+1 20℃ 14分(攪拌30/30/2) 二浴定着 何れも4分弱

胎内市/桃崎浜にて

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