椿の朽ち花が教えてくれたもの

ACROS100Ⅱ Ai-Micro Nikkor 105f/4 NikonF3

陽が翳り始めた頃に寺の境内に入った。山門脇にはテッペンが四角錐になった墓が連なってます。ある住職から聴いてて印象に残ってるんですが、「テッペンが尖ってる墓は戦死者が多い」んですって。

なるほど、墓の全部が・・上等兵とか書かれています。一つ一つ墓に刻まれた文字を読み解いていくと、どうやら此所の地元から出征し戦死した方々の墓であることが判りました。

並んだ墓全てが同じ仕様でることから地元の方達が合同で祀ったのではと思え、そう感じ始めると、カメラ片手に、この土地の上で被写体探ししてる俺は同じ人間か?となっちゃうのですね。

自分のしている行為がなんだか恥ずかしいと感じるのです。

幾ら「時代が違うでしょ」と言われても、こりゃぁ比べものにならない無限の差があります。志半ばで死んじゃったんですよ。そのお墓の脇でボクはカメラ持って彷徨いてるんですから。

そういう「時代」が確かにあったんです。ボクの生きている時代をほんのちょこっと遡った時空でそんな時があったんですから、こりゃあ感知せずにはいられません。

椿の落花です。

ボクには軍服のあの桜に思えたのでした。

4月3日撮影 旧笹神村

ミクロファイン1:1 22℃ 9分40秒(たぶん)

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獣道脇にポツンと一輪

カタクリ終い花

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