冷や汗・現像したいだけで被写体に選んだカット t-max dev.

Kodak T-MAX400 Ai-Micro Nikkor 55f/2.8s NikonF3

こんなの撮って何の意味があるの・・そう言われちゃあお終いなんだけど、僕にはものすごく勉強になったカットなのですね。露出値やら構図やら、それに目の下の涙みたいな塗装痕。フィルムのほぼ1本近くをこの被写体に使ったのでした。

まず露出値の決定。

この構図のままでF3の測光で適正露出表示+-から1段アンダーで撮影してるが、現像がドンピシャで綺麗に仕上がった。無理して露出を操作した際に出る粒子のザラザラ感や窮屈な発色が見られなかった。

多分にフィルムと現像液の組み合わせが仕上がりネガの濃度等に影響を与えるのを承知の上でいろいろと考えてやった結果、これでどうだ・・という露出値が意図する発色となったんで嬉しいのだ。

次に構図。

縦位置は目ん玉部分を左上にした。しかし後でネガを良く見たら“耳元”の“冷や汗”が少なく面白味が足りない。撮ってる最中はそんなに気にならなかったけど、横位置と縦位置とを比べると“冷や汗”の有るか無いかがかなり重要な要素となっていた。これまた撮影後に気が付いた点だ。

目の下の涙模様

これには驚いた。サクラの花びらと思っていた。頭上には桜の枝が張り出していて、桜咲くシーズンに風など吹くと、この遊具の顔一面に花びらが付着する。その一部と思ってたね。この撮影時に初めて、アレ?花びらじゃなかったんだ・・と判りました。よく見ているようで実は節穴だった・・と言うことですわ。

📷データ:T-MAXデベロッパーで現像 7日撮影

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