板塀と上司・上司の話はどうでもいいのよ カッケ~被写体だったよ

Kodak T-MAX400 Ai-Nikkor 24f2.8s+Y2 NikonF3

昔、職場で、真冬の日本海、番屋・・と声をかけると、禁断症状が突然現れて、「すぐに連れて行ってくれ! 今すぐに! 他の仕事はどうでもいい! 飯代出すから!」とすっ飛んで来る上司がいた。

「同行営業お願いします あちら方面です」と言うと「あぁ、あちらね」というなりデスク脇の足元から手ぬぐい、石鹸の入った小さな入浴セットを他の事務員に隠すように取り出して何食わぬ顔で「アポとってんのか?」と始まるから、こちらはその即興芝居に笑いを堪えねばならないことが度々あった。

その上司はほどなくして県外に転勤し、関連会社へ移りその後退職した。それから畑違いの職場へと転職したが、年賀状のやり取りは現在でも続いている。

今年の年賀状の隅に「番屋見てねえな」と書き添えてあった。

すごく色濃いキャラの持ち主でバリバリの存在感を放っていたその上司だけど、荒れた日本海、北風の中に入りこんだとたん、ちっぽけな可哀そうな男に替わってるんだ。

北風荒ぶ浜辺をトボトボ歩く姿に、言えない心の内、モヤモヤがいっぱいあるの、此所で全部吐き出し、肉体を浄化して新鮮な自分を取り戻しているに違いないと感じてました。

そんなこともあって、番屋や板塀に上司の姿が重なってしまうのです。

📷データ:T-MAXデベロッパー1:4 23℃ 6分20秒
胎内市・桃崎浜 2月21日午前

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