路地の壁・粒子の目立つフィルムは好きでない⇒デジタルに慣れたせいか

Kodak T-MAX400 Ai-Nikkor 35f2s NikonF3

新潟駅前にそこだけ異空間な酒場街があって、写真はその一角の壁。撮影した(11月下旬)その日は朝から雨。雨脚は強くはないが、雨雲が厚く垂れ込んでいるせいで辺りは暗かった。

ライトをつけた車が水しぶきを上げて走り抜けていく様を何度もみた。

ただでさえ薄暗さを感じるその路地に入り込むと、それまで僕の身の回りを取り囲んでいた喧噪はピタリと鳴りを潜め、水溜を踏む僕の靴音がやけに鮮明に聞こえてきた。

冷たい音・・。

写真

ネガをスキャンするとフィルムの粒子の粗さが目立って好きでなかった。暗い状況下で更に暗く写そうとしたのは作為的でなかったか。そうとも感じていたし。

けれど、時間が経過し、こうやってつぶさに眺めてみると、まんざらでもない。

この変化は何だろう?

粒子の粗さを素直に認めたせいでもあるのかな。

それとも妥協したのかな?

この時、この場にいたから撮れた・・それだけでもヨシとしよう。

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