風の波が 向こうから此方に向かって一気に襲い掛かって来る

午後、家の前、風わたる田んぼを撮影する。

台風の影響か近くの下水処理場敷地内の樹木がザワザワと揺れ、家ではバタン、バタンと換気扇が狂ったようにうなりをあげる。

夜明け前から始まった風の怒りは、午後になっても鎮まる気配がない。

空を見ると低い雲と高い雲とでは流れていく方向も速度も若干違う。

とっさに田んぼを渡る風を撮ることにした。

突風で三脚の脚はあまり伸ばせない。

安定性を増すため脚をズブズブ地面に埋め込んだ。

風の影響でブレの原因を少しでも減らしたいため。

今日みたいな日は頑丈で重たい三脚がベストなのだが・・。

シャッタースピードを1/10ぐらいまでしたり、色々試みてみる。

また、最小絞りまでやってみたりと悪戦苦闘。

風は気まぐれだから観察も大変だ。

奥の方からまっすぐにレンズの前に吹き渡る風をイメージするが、そんなにうまくいく訳がない。

奥側から吹いてきて、こちらに向かって来たかと思うと、急に左にそれたり、田んぼの真ん中だけグサッと頭上からやってきたりと様々な動きをする。

したがってバンバンとシャッターを切る羽目になる。

犬を連れた近くのおばちゃんが気の毒そうにこちらを見ている。

結局フィルム1本使用してしまう。

RVP100 35ミリ NikonF5

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花咲く稲穂・毎年8月第一週に花をつける、これ常識・ポジRVP100

半色(はしたいろ)の夕焼雲・フィルムカウンター34

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